避難安全検証法に関わる内容/避難時間判定法(ルートB1)の計算特性面積の小さな居室の煙降下時間について
最終更新日:2022.10.06
居室計算を行う上で、面積の小さな居室は煙降下時間が非常に早く、無排煙を実現しようとすると無理が生じます。 図01をご覧ください。
居室の面積と、その面積から算定される煙降下時間と避難開始時間の比率による平均天井高さ毎の数値をグラフに示し、無排煙とするなら歩行時間や出口通過時間の設計上の工夫の余地がどの程度残されているか(比率が小さいほど余裕がある)を表しています。例えば5m2・天井高さ2.5mの居室では、避難開始時間が煙降下時間を超え、検討するまでもなく”NG”が確定してしまいます。
居室の形態にもよりますが、歩行時間・出口通過時間は、煙降下避難完了時間のうちの40%前後を占めるため、天井高さ2.5mでは200m2以下の居室では、無排煙にはできないと予測されます。
しかし、煙降下時間は積載可燃物の発熱量(ql)によって大きく左右されるため、発熱量の小さな用途の居室では様子が変わります。図02は、積載可燃物の発熱量が小さい用途である「会議室その他これに類するもの」のグラフです。
この場合では、居室面積が5m2であっても、天井高さが2.7mあれば無排煙に出来る可能性があることがわかります。
そもそも避難安全検証法は 排煙を無くすことが目的の法律ではありません。
[無排煙に出来ない→使えない]と捉えるのではなく、合理的な避難計画を実現するツールとして活用し、より安全でコストのかからない建物を設計するために効果的な手法であると理解することが大切です。
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